ページの先頭です。

メインメニューへ移動します。

本文へ移動します。

フッターへ移動します。

本文です。

カンガエルーレポート

みんな集まれ!!自由研究 探究コース

2015年7月26日日曜日、坂の上の雲ミュージアムで「みんな集まれ!!自由研究 探究コース 寄席においでんか!妖怪に出会う夏休み」が行われました。「みんな集まれ!!自由研究」は、夏休みの自由研究のヒントをつかんでもらおうと、小学4〜6年生を対象に3年前から開催されています。「入門コース」「探究コース」「探検コース」の3コース、全部で4つのプログラムがあります。
今回の探究コースでは、正岡子規や秋山真之たちが東京で書生生活をおくっているころに楽しんだ寄席にスポットをあてました。また、子規も影響を受けた落語界のスター、三遊亭円朝は怪談話が得意だったことから、らくさぶろうさんの「落語のプチワークショップ」と特別公演、そして愛媛県歴史文化博物館学芸員の大本敬久さんに「えひめの妖怪伝説」についてお話しいただきました。


生の落語を感じてみよう

最初は、らくさぶろうさんによる落語のプチワークショップ。「○ん○ん」に当てはまる言葉を考え、発表してもらう言葉遊びでは、子どもたちから様々な言葉が飛び出しました。また、らくさぶろうさんが「ももたろう」「はなさかじいさん」の昔話を落語にアレンジすると、笑いや拍手が起こっていました。その他、参加者が落語でうどんを食べるシーンに挑戦するなど、子どもたちと交流を図りながらワークショップを行いました。

そのあとは落語の特別公演「お菊の皿」。「播州皿屋敷」の怖い怪談話も落語になると最後は笑いにつながるという、落語のおもしろさが伝わってくる公演となりました。

妖怪が教えてくれる大切なこと

続いては、愛媛県歴史文化博物館学芸員の大本敬久さんを講師に迎えて、妖怪についてのお話がありました。
まずは、会場内に隠された妖怪カードを探すことからはじまりました。実はそれらのカードは、すべて道具の妖怪で「百鬼夜行絵巻」がもとになっています。身の回りの道具を大事にしなければ、人に悪いことをする妖怪になってしまうというお話から、道具への感謝の気持ちを持つことの大切さを教えてくれています。

また、愛媛には「河童(かっぱ)」「牛鬼」「たぬき」など、さまざまな妖怪伝説が残っています。危険な場所に行ってはいけないということを、妖怪がいるから行ってはいけないと言うことがあります。これらの妖怪の話は、昔の人の生活のなかで生まれた教訓を含んだ言い伝えでもあるのです。

プログラム終了後、参加者たちは、らくさぶろうさんから参加証を受け取りました。

講師より一言

らくさぶろうさん

想像力を豊かにする落語

らくさぶろうさん

現在、小学4年生の教科書に落語が掲載されていますが、実際に体験して身近に感じてもらえたのではないかと思います。落語がはじまると、キラキラとした目で私のほうを見てくれていて、楽しんでいる様子が伝わってきました。落語は、想像力豊かに物事を考えることにもつながります。大人の娯楽としてだけではなく、子どもたちにも積極的にみてもらいたいです。

愛媛県歴史文化博物館 学芸員 大本敬久さん

身近な妖怪伝説に目を向けましょう

愛媛県歴史文化博物館 学芸員 大本敬久さん

妖怪がいろいろなメディアに出ていますが、実は自分が生活している地域にも妖怪の話があります。妖怪や怪談がどうして生まれてきたのかをみていくと、何らかの教訓があるものです。地域で子どもを守ったり、成育していく上でのしつけにもつながったりする情報が詰まっています。愛媛、松山のオリジナルのものを子どもたちにも知ってほしいと思います。

主催者から

坂の上の雲ミュージアム 学芸員 徳永佳世さん

坂の上の雲ミュージアムでは、松山のこれからを担う若い人たちと学び、未来について考えていくことを目的とした「子ども未来プロジェクト」を展開しています。今回もその一つでしたが、今後、「夢を描こう★坂の上の雲未来塾」というプログラムを予定しています。さまざまな分野で活躍している方をお招きして、ゲストとの交流を通じて自分の未来について考えてもらいます。カードに夢や目標を書いて坂の上の雲ミュージアムに保管し、10年後にお返しします。子どもたちと一緒に未来を見つめていきたいと思います。

参加者の声

  • (小学6年生の保護者)詳しい説明で分かりやすく、おもしろかったです。
  • (小学5年生の保護者)らくさぶろうさんの寄席は初めてでしたが、楽しかったです。らくさぶろうさんと妖怪の話は、順番が逆だともっとよかったと思います。
  • (小学5年生の保護者)子どもの興味がある内容だったので、楽しく学べた様子でよかったです。ありがとうございました。
  • (小学5年生、6年生の保護者)寄席について勉強になりました。分かりやすくて楽しかったです。
  • (小学4年生の保護者)今日は孫と2人で参加しました。身近で落語を聞かせていただき、楽しいイベントでした。ありがとうございました。
  • (小学5年生の保護者)とても楽しかったです。
  • (小学4年生の保護者)なかなかおもしろかったです。
  • (小学4年生の保護者)楽しく参加させていただきました。最初の三遊亭円朝さんの説明の時に、絵やスライドなど視覚に訴えるものがあると、子どもたちの理解も深まると感じました。
  • (小学6年生の保護者)寄席がどんなものなのか、そして落語には落ちがあるなど、いろいろと分かり楽しかったです。
  • (小学4年生の保護者)楽しくて役に立つ内容だったので、大変よかったと思います。
  • (小学6年生の保護者)親子で一緒に楽しむことができてよかったです。
  • (小学4年生の保護者)資料もカラーが多く、子どもたちも楽しそうでした。らくさぶろうさんの落語も楽しかったです。
  • (小学4年生の保護者)落語、妖怪の話ともに「想像力」が必要であることを実感しました。メディアなどからの与えられた情報を吸収するだけでなく、自らの頭で考え、想像する習慣が身につけばいいと思いました。
  • (小学4年生の保護者)らくさぶろうさんの寄席楽しかったです。ありがとうございました。
  • (小学5年生、6年生の保護者)らくさぶろうさん、かっこよかったです。話がとても楽しくて、もっと聞きたかったです。
このページの一番上へ