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カンガエルーレポート

なぜ?なぜ?理科実験

2015年9月27日日曜日、松山市新玉児童館でわくわくタイムミニ「なぜ?なぜ?理科実験」Vol.2が行われました。夏休みに続いて今年2回目の開催で、小学生に身近なものを使った実験で理科に興味をもってもらおうと、愛媛大学SCV所属AIVOの大学生10人が講師となって行われました。21人の小学生が参加して、お兄さんお姉さんと一緒に不思議な実験を楽しみました。


10円玉をピカピカにしよう

まずは、「参加者同士が仲良くなれるボーダーライン」という簡単なゲームを行いました。通学時間が長い順、家族の人数が多い順などのテーマごとに並び、近くにいる人とのコミュニケーションを図りました。

そのあと、3班に分かれて実験がスタート!最初は、さびた10円玉をピカピカにしようという実験です。10種類の液体から1つ選び、1分間その液体に浸したあと、ウェットティッシュで磨きます。液体は、麦茶・リンゴジュース・ウスターソースなどの身近な調味料や飲み物ばかりです。ピカピカになる液体とならない液体の違いは、はっきりしていました。
実験後、10円玉は酸素が銅にくっついてさびること、酸素は自分と仲良しのものの方へいく性質を持っていることから、銅より酸素と仲良しの液体で磨くときれいになるという原理を教えてもらいました。

むらさきキャベツの汁は何色に変わるかな?

次は、むらさきキャベツの汁が、酸性・アルカリ性の濃さによって色が変わるという特徴を利用した実験です。ゆで汁にレモン汁・重層水・漂白剤など6種類の液体を混ぜると、それぞれ違う色に変化しました。身の回りの液体は、酸性・中性・アルカリ性の3つの仲間に分けることができ、むらさきキャベツの汁に入れると、液体の色が変わってどの性質なのかが分かりやすくなります。色が変わった瞬間、子どもたちから驚きの声が上がっていました。

最後に、そのむらさきキャベツの汁の色が変わる特徴を利用して、花束作りにも挑戦しました。むらさきキャベツの汁を染み込ませたコーヒーフィルターで作った花束に、実験で使った液体を綿棒でつけていくと、オリジナルの色合いの花束が完成。子どもたちは集中して取り組んでいました。

講師より一言

愛媛大学SCV所属AIVOのみなさん

子どもたちの喜びが励みに

愛媛大学SCV所属AIVOのみなさん

私たちAIVOは、愛媛大学の学生にボランティア情報を提供してボランティアに親しんでもらおうという活動をしています。自分たちでボランティアを企画することもあります。
今回の新玉児童館では、子どもたちに興味を持ってもらえるような内容を希望されていたことから、理科実験を行うことになりました。AIVOは文系のメンバーが多く、文系の学生でも分かるような説明なら、子どもたちも分かるのではないかということで、実験内容を考えました。子どもたちが驚いたり、喜んでくれたりするとうれしいです。今後もボランティアを通じてさまざまな活動を続けていきたいと思います。

主催者から

松山市新玉児童館 森政則さん

新玉児童館は松山市内中心部の松山市男女共同参画推進センター(コムズ)内にあり、市内では一番小さな児童館です。部屋数なども少ないのですが、楽しんでいただくためにいろいろなイベントを行っています。
今回のイベントはAIVOのみなさんの協力で実現しました。子どもたちは難しいことはまだ分からないかもしれませんが、実際に自分たちで実験をすることで、引き込まれていっているようです。子どもたちが興味を持ちながら楽しめるイベントを、今後も企画していきたいと思います。

参加者の声

  • (7歳の女の子)色が変わってすごかったです。
  • (7歳の女の子)10円玉がいろんな材料できれいになったので、びっくりしました。
  • (7歳の男の子)むらさきキャベツの色分けで、いろいろな色があって面白かったです。
  • (8歳の男の子)最初は花束の色が変わらなかったけど、後から色がでてきて、うれしかったです。
  • (10歳の女の子)10円玉についている酸性をのけるには、酸性に近いものをつけたら10円玉がピカピカになることが分かりました。むらさきキャベツの絞り汁の中に何かを入れたら、アルカリ性と酸性に変わることを初めて知りました。このことを利用して、コーヒーフィルターにレモン汁などを使って色をつけました。家でもできるなら試してみたいです。
  • (5歳の男の子と9歳の女の子)実験が楽しかったです。むらさきキャベツの実験は色が変わって面白かったです。
  • (男の子)今日実験をして、いろんなことがわかりました。家でもしてみたいです。
  • (男の子)色を混ぜたらきれいな色になりました。花束の色つけでは、色がぜんぜんつかなかったので残念でした。
  • (女の子)今日の実験はとても楽しかったです。花束もかわいくできました。酸性やアルカリ性の液体でいろいろな色がでるので、家でもやってみたいです。
  • (小学5年生の女の子)今回の理科実験は、身近にあるようなものでできる実験でした。家でもできるのでいいと思いました。10円玉をきれいにしたり、花束に色をつけたりしました。私は理科が苦手だけど楽しめたのでよかったです。
  • (小学1年生のお母さん)子どもたちだけで学生さんの説明を聞いて実験をしていたので、学校の参観日の授業のような感じでよかったです。また参加したいです。
  • (小学2年生のお父さん)家の中で目にするものを材料にして実験することで、普段生活する中で、いろいろなことに疑問をもってもらいたいと思います。
  • (小学2年生のお母さん)いつも子どもが楽しく参加しています。遊びを通して、子どもが理科を好きになってくれたらうれしいです。
  • (小学4年生の女の子のお母さん)大学生のお兄さんお姉さんと一緒に楽しみながら、日常にある科学の不思議を体験することができました。10円玉の実験は家でも簡単にできそうです。このような企画がまたあるといいなと思いました。
  • (小学1年生・4年生のお母さん)大学生の方が教えてくれるイベントはあまりないので、親しみを感じました。子どもは喜んでいました。
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