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カンガエルーレポート

親子魚料理教室

2017年3月25日土曜日、松山市公設水産地方卸売市場で「親子魚料理教室」が開催されました。
この教室は、魚のさばき方に重点をおいた料理教室で、小学生とその保護者を対象に年3回開催しています。今回は15組33名の親子が参加し、一尾の鯛を丸ごと使ってさばき方を学びました。また、さばいた鯛で3品の料理を作り、みんなで試食をしました。

プロの料理人から鯛のさばき方を伝授

講師は、松山市内で和食料理店を営む山本文子さん。まずは山本さんが実演し、基本の鯛のさばき方を学びました。「水を張ったバットの中に鯛を入れ、うろこを落とすと周りにうろこが飛び散らない」「背骨の白い部分(軟骨の部分)に包丁を入れると切りやすい」など、難しいと言われている鯛のさばき方のポイントを分かりやすく参加者に伝えていました。また、鯛の皮がきれいに取れた時には歓声が上がっていました。

そのあとは、いよいよ実践です。一家族につき一尾の鯛を使って挑戦しました。頭を落としてから三枚におろし、調理しやすいように切っていきます。捨てる部分はしっぽの部分のみです。慣れない手つきで包丁を持つ子どもたちも多くいましたが、講師や保護者と一緒に包丁を持ち、それぞれのペースで一尾さばき終えました。

さばいた魚で3品の鯛料理が完成!

次は、さばいた鯛を使って調理を行いました。メニューは「鯛どんぶり」「鯛のアラの澄まし汁」「鯛のムニエルクリームソース」の3品です。頭の半分を澄まし汁に、3枚におろした片身を鯛どんぶりに、もうひとつの片身をムニエルに使いました。

野菜を切る、だしをとる、クリームソースを作るなど、班ごとに協力しながら3品ほぼ同時進行で作りあげました。ムニエルの魚を焼く際、新鮮な魚を使う場合は皮ではなく、身から焼くと身が反りにくいなど、調理のポイントも教えてもらいました。

できあがったら試食タイム。どの家族も自分たちの作った料理をおいしそうに食べていました。また、講師の山本さんは「料理教室で使わなかった残りの部位も持ち帰って、家庭で鯛めしや澄まし汁を作って活用してほしい」と伝えていました。

講師から

山本文子さん

我家茶間やまもと
山本文子さん

どのお子さんも上手でしたね。魚嫌いのお子さんも自分で作ったという達成感から「食べてみようかな」と思うようです。手がかかる魚料理より、簡単な肉料理を選びがちですが、子どもの魚離れを少なくするためにも、いろいろ工夫して召し上がってみてください。魚は一尾丸ごと、どの部位でも料理に使えます。食べられる部分を無駄にしないように、上手に使ってほしいと思います。

主催者から

保木和弥さん

松山市公設水産地方卸売市場
市場活性化委員会委員長
保木和弥さん

平成19年度から実施している親子魚料理教室では、毎回、愛媛県の県魚でもある鯛のさばき方をプロの料理人が教えています。鯛をさばくことができれば、他の魚もさばけます。核家族化が進み、若い人たちが魚のさばき方を教えてもらう機会が減りました。若年層の魚嫌い、魚離れが進んでいるといわれていますが、とにかく子どもたちに「魚はおいしい」ということを知ってもらいたいです。そして子どもたちが親になったら、その子どもにも受け継いでもらいたいと思います。

松山市公設水産地方卸売市場「瀬戸の小魚うまいもん.net」(外部リンク)

参加者の声

  • 難しかったけど、できあがったのはきれいだったのでうれしかったです。
  • 難しかったけど試食で食べたらとてもおいしかったです。最初は失敗してダメかと思ったけど、先生の力を借りてできたからうれしかったです。
  • 魚をさばくところが難しかったです。鯛のおつゆがおいしかったです。さばく時、こわかったけどうまくできました。
  • 毎日の生活で料理を一緒に作るというのはなかなか難しいため、このようなイベントで体験させていただけて、大変うれしく思います。今はオール電化なので、ガスコンロをつけるのも初めてでした。ありがとうございました。
  • 私は鯛が好きです。お刺身や鯛のお汁を初めて作るので最初は不安でした。でもいざ作ってみると簡単で、みんなと協力できたので楽しかったです。家でも作ろうと思いました。そして作った料理もおいしかったので良かったです。
  • 家で魚を食べる機会はたくさんありますが、料理をする機会はなかなかないので、親子で楽しく魚をさばいて魚の仕組みを理解することができて良かったです。
  • 自己流でさばいていた鯛ですが、実演で教えていただいてコツや知恵が役立ちそうです。料理はおいしかったです。特にどんぶりの鯛の身がぷりぷりしておいしかったです。
  • 子どもと一緒に体験できたのがよかったです。
  • 普段、魚をさばくところから料理をすることがなく、今回の料理教室は非常に参考になりました。魚釣りで釣って帰った魚を次回、子どもと一緒にさばいてみようと思います。
  • いろいろなことが分かって良かったです。すごく難しかったです。
  • とても難しかったけど、自分でさばいたからすごくおいしかったし、家でもしてみたいと思いました。
  • 愛媛は海に囲まれていて魚が安く、新鮮でおいしいです。魚のさばき方を学ぶことで、料理の幅が広がるのでとてもよい体験でした。
  • 3枚おろしに苦戦し、皮取りは引っ張ることが難しく、子どもと一緒にやり遂げましたが、身がかなり残ってしまい、鯛めしが楽しみになりました。お汁がおいしく、子どもたちが飲み干していたのでよかったです。また家で子どもと一緒にやってみようと思います。
  • おいしかったので釣りで大物を釣って、また魚をさばきたいです。
  • 子どもに包丁をあまり持たせたことがなかったので、いい体験になりました。
  • 大変良かったです。包丁をあまり持ったことのない娘も自ら魚をさばきたいと言い、今日は刺し身もおいしく食べられてびっくりしています。このような機会がないと料理に興味を持たなかったなと思いました。
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