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カンガエルーレポート

こども考古学教室

2020年8月2日日曜日、松山市考古館で「こども考古学教室」が行われました。昨年に続いての開催で、当日は小学生以上の親子9組が参加しました。松山市考古館や松山市立埋蔵文化財センターの仕事について話を聞いたり、考古館の展示室やバックヤードを見学したりしました。また、模擬発掘体験も行われ、親子で楽しく考古学について学びました。

考古学を身近に感じよう

松山市考古館は、松山市立埋蔵文化財センターの付属施設として松山総合公園内に開設されています。考古館では、発掘調査員が発掘調査を行った埋蔵文化財の調査・研究の成果などが展示されています。
初めに館長から考古学について分かりやすく説明を受けた後、館内の見学が行われました。常設展示室では、松山で発掘された考古資料が約600点展示されていて、遺物(遺跡からの出土品)を通して松山の歴史が感じられるようになっています。
特別展示室では、今年3月に国の重要文化財(考古資料)に指定されることが決まった朝日谷2号墳の展示が行われていました。

  

また、普段入ることのできない「復元室」の見学も行われました。復元室では、遺跡から出てきた土器などの遺物を、もとの形に復元する作業が行われています。参加者たちは、遥か昔の土器のかけらや復元された土器を興味深そうに眺めたり、写真に収めたりしていました。

  

親子で発掘体験

後半は、松山市内の実際の発掘現場の土を使って、模擬発掘体験が行われました。家族ごとに銅鏡(レプリカ)などを埋めた土が用意され、スコップを使って、丁寧に掘り下げていきます。埋もれた物を見落とさないように、同じ高さで少しずつ掘るのがポイントです。
しばらくすると、「出た!」という歓声が聞こえてきました。見つけたら、まずはやわらかい毛の歯ブラシや竹串を使って、遺物に付いている土をきれいに落とし、現状のまま、図面を描いたり、写真を撮ったりします。一つ出土したら、次も近くで発見されることが多いそうです。
最初は、うれしくてすぐに発掘品を手で取り出していた子どもたちも、慣れてくると発掘品を傷つけないように、丁寧に作業を進めていました。

  

発掘調査では出土品は、水の中で歯ブラシを使って土を落とし、その後、遺跡名や出土した日付などを記したネームタグと一緒に、袋に入れて復元室へ運ばれます。
今回の模擬発掘体験では、土の中から偶然、本物の土器のかけらが発見されるなど貴重な体験をした親子もいて、参加者たちは発掘調査員になった気持ちで楽しんでいました。

  

主催者から

梅木謙一さん

松山市立埋蔵文化財センター 所長
松山市考古館 館長
梅木謙一さん

考古学や地域の歴史に興味や関心を持ってもらいたい、また夏休みなので親子で一緒に発掘体験を楽しんでもらいたいという思いで企画しました。
松山市は四国の中で一番大きな(人口の多い)街ですが、実は弥生時代からすでに栄えていました。松山は全国的にも遺跡の多い地域で、特に弥生時代の遺跡は大変多く、その後の古墳時代の遺跡もたくさんあります。広い平野があるため農耕ができ、経済的に豊かだったことと、近畿地方と福岡(北部九州)という古代史の中心地を結ぶ瀬戸内海の航路の拠点として、重要な土地だったからではないかと考えられています。
松山が歴史の教科書に登場することはなかなかありませんが、昔から松山の人たちは頑張って生きてきました。昔のことを勉強していると、昔の人たちの知恵を学ぶことができ、私たちの生活にヒントがもらえます。未来の人たちのためにも、私たちはいろいろなことを体験し、その経験を未来へつないでほしいと思います。

松山市考古館(外部リンク)

参加者インタビュー

  • 学校で習った歴史の物や、どんな物を使っていたかを詳しく教えてくれたのでよく分かりました。
  • 今日は昔のいろいろな道具や土器、勾玉などを見ました。石包丁や管玉、勾玉など、学校で習ったものがもっと詳しく分かったのでよかったです。
  • 昔のことがおもしろかったし、昔のことがよく分かって、もっともっと昔のことが知りたいと思いました。昔は今よりも住みにくかったことが分かりました。
  • 発掘体験の時、土を掘っていたら硬いものを見つけて洗ったら、本物の土器が出てきて驚きました。とてもうれしかったです。また来たいです。
  • 分かりやすく説明してくださったので、子どもでも理解できたかと思います。また体験コーナーもあり、楽しくできました。松山にもたくさんの遺跡があるのだと知れて、とてもよかったです。
  • 娘と一緒に楽しく学ぶことができました。学芸員などいろいろな仕事の内容を知れたこともよかったと思います。
  • 普段見ることのできないバックヤードを見ることができたのは貴重な体験でした。県外出身で古代の松山のことを知らず、子どもに学びのきっかけを与えることができていなかったので、概要を知ることができたのはよかったです。近所にあることを知った古墳には、早速行こうと思います。
  • 身近に感じづらい考古学を、子どもの視点で触れることができました。学びの種を子どもの心にしっかりとまくことができたと思います。学校や自宅近くに遺跡があることを初めて知り、視野が広がりました。
  • 普段、関わることが少ない考古学について知ることができました。実際に発掘体験もできて、楽しく学ぶことができました。子どもも昔のことに興味が出て、いろいろと勉強して知っていきたいと言っていました。
  • 考古館に初めて来館したので、施設について知ることができました。また今回の講習を受けて、松山周辺の古代の歴史や関わる人々について学ぶことができました。非常に勉強になりました。ありがとうございました。
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