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カンガエルーレポート

すくすくキッズ「ことばのお話」

2024年6月4日火曜日、松山市保健所で「すくすくキッズ」が開催されました。子育ての悩みをテーマに、年間を通して、医師や発達の専門職などが講座を行います。「ことばのお話」「遊びのお話」「母推さんTO遊ぼう」「お医者さんのお話」の4講座があり、知っておくと役立つ子育ての話を聞くことができます。今回の講座「ことばのお話」には、親子14組15名が参加しました。

言葉の育みは日々の土台づくりから

前半は、手あそびや歌、絵本の読み聞かせなどふれあいの時間を楽しみました。親子で手をつないで洗濯ごっこをしたり、ハンドルを持ってお母さんお父さんの膝の上でバスごっこをするなど、職員の声掛けに合わせて親子でスキンシップを図りました。

その後、お子さんは託児ルームに移動し、保護者向けの講座が始まりました。
今回は、社会福祉法人 松山市社会福祉事業団 こどもの相談室ふらっとの言語聴覚士 明賀寛子さんが「楽しいコミュニケーションへの大切なステップ」というテーマでお話ししました。

まずは、言葉を「枝葉」に例え、目には見えない根や幹をしっかりと伸ばしていくことの大切さを伝えました。
言葉の発達に必要な段階は、「1.体調が整う」「2.気持ちが安定する」「3.好きなもの・ことができる」「4.要求の表現をする」「5.少し待ったり、相手の様子を見たりする」「6.言葉の学びへ」の6段階あります。この中でも体調を整えることが大切で「食う・寝る・遊ぶ」を意識した子育てを心がけるとよいそうです。そして、帰ってくる場所をつくること、寄り添ってあげることなど、子どもが安心して落ち着く環境をつくることで、次第に言葉も伸びていくと話しました。

また、講座後は個別相談が行われ、参加者たちは日頃の育児や言葉の悩みなどを講師や保健師に相談していました。

参加者インタビュー

  • 言葉をあまり話せないのが不安でしたが、講師のお話を聞いて少し安心できました。(2歳のお子さんのお母さん)
  • 保育園などにもまだ通ってなく、同年齢の子と関わる機会もなかったのでよい刺激になりました。なかなか言葉が出てこないことに、ひとりでモヤモヤを抱えていましたが、お話を聞いて少し気持ちが軽くなりました。すぐに実践したいことばかりでした。
  • 毎日忙しく、あまり話しかけができず、言葉の発達について心配なことがあったので参加してみました。勉強としての言葉よりも、普段の生活で自然に覚えられることがたくさんあると分かり、少し力を抜いてまた子育てに向き合いたいと思いました。(1歳8か月のお子さんのお母さん)
  • 言葉より、気づきや環境、体調面で大人ができることを整えてあげようと思いました。毎日、親が意識するだけで変わるのかなと感じました。
  • 2歳半の長男の言葉の発達が気になり、参加することにしましたが、とてもためになるお話ばかりでした。個別相談もしてくださり、ありがたかったです。また参加したいと思います。(2歳半のお子さんのお母さん)
  • 言葉が出るにはいろいろな土台があり、それが積み重なったことで言葉になることが分かりました。
  • すくすく・サポートで知り、6か月の娘と参加しました。まだ早い話、テーマかなと思いつつ、勉強にと思ってきましたが、言葉の土台づくりの話を聞いて今日から意識して子どもと関われることがたくさんあると知りました。職業柄、完璧にしなければと焦ってしまいそうになりますが、ひとりで抱え込まず、簡単なことからがんばっていこうと思います。(6か月のお子さんのお母さん)
  • 1歳半健診をきっかけに、保健所の方に電話をいただいて1歳9か月の息子と参加しました。他の子よりも言葉を発するのがゆっくりさんだなと思っていましたが、言葉よりも心、身体が大切というお話を聞けて、その土台部分を息子はしっかり育てられているなと思えたので、引き続き、今まで通り、息子と向き合っていきたいなと思います。(1歳9か月のお子さんのお母さん)
  • 発語をうながす声掛けや過ごし方を学べてよかったと思いました。「寝る」ことに悩んでいたので、夕方の過ごし方をいろいろと試してみようと思いました。
  • 初めての育児で不安なことばかりなので、このような学びの機会があるのはありがたいです。また短い時間ではありますが、子どもと離れる時間がとれることも自分にとってはリフレッシュになりました。同じようなお母さんたちと集まるだけでも不安が少し軽くなるような気がしました。
  • 1歳半健診で相談し、声を掛けてもらい参加しました。ためになるお話を聞けてよかったです。
  • 言葉の発達が少し心配でしたが、お話を聞いて、まずはできることを子どもにしてみたり、寄り添ってあげようと思いました。
  • 参考になるお話を聞けてよかったです。また、子どもと離れる時間は休息にもなり、大変助かりました。このようなイベントに今後も積極的に参加したいです。
  • 今までしていたことが正しかったかどうかの確認や、他にどんなことをすればよいかを学ぶことができました。

主催者から

八木 麻衣さん

松山市 こども家庭部
こども家庭センター すくすく支援課
保健師
八木 麻衣さん

松山市では、今年度から「すくすくキッズ」を開講しています。「ことばのお話」「遊びのお話」「母推さんTO遊ぼう」は、妊娠中の方や主に0~3歳までのお子さんの保護者、「お医者さんのお話」は妊娠中の方や18歳までのお子さんの保護者向けの講座で、いずれも松山市に住民票のある方を対象としています。
子育ての悩みを一つひとつ解決しながら、できるだけ楽しく育児ができるといいなと思っています。
その他、松山市では妊娠期から子育て期の相談窓口「すくすく・サポート」を市内5か所に開設しています。保健師等が常駐しており、お越しいただいてもお電話でも子育ての相談をお受けできます。また、「モグモグ相談」(要予約)では、栄養士による離乳食や幼児食などの相談を受けることができます。
子育て中は日々、悩みが出てくると思いますので、一緒に考えながら、子育ての伴走ができればと思っています。

すくすくキッズ(外部リンク[松山市ホームページ])

こども家庭センター すくすく・サポート(外部リンク[松山市ホームページ])

モグモグ相談(外部リンク[松山市ホームページ])

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