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カンガエルーシアター

石手川ダム周辺の自然観察会&ダム見学

石手川ダム管理支所周辺で行われた「石手川ダム周辺の自然観察会&ダム見学」の様子を紹介します。

2017年12月2日土曜日、「石手川ダム周辺の自然観察会&ダム見学」が石手川ダム管理支所周辺で行われ、10組24名の小学1年生から4年生の子どもと保護者が参加しました。

自然観察会では、オシドリなどの石手川ダム周辺の生物を知り、実際に見る・触れるなどで生き物の多様性・自然の豊かさや大切さを学ぶことができ、また松山の水源地であるダムの重要性についても知ることができるイベントとなっています。

このイベントは、石手川ダム水源地域ビジョンの一環として石手川ダム水源地域ビジョン推進委員会が実施し、今年で12回目になります。

自然観察会講師の松山東雲女子大学 石川和男名誉教授から石手川ダム周辺に生息する野鳥や虫など生態系についてお話していただいたあと、屋外に出て石手川ダム上部から、白鷺湖にいる越冬のため飛来しているオシドリをはじめとする冬鳥の観察を行いました。次に場所を移動し、落ち葉と土をスコップでふるいにかけて、落ちてきた虫をストローで吸うと容器に入る仕組みの道具を使って、落ち葉の下にいる虫を観察しました。

その後、石手川ダムを管理している部屋に移動し、石手川ダムの役割や重要性をパネルや機械を見て学び、ダム直下からの放水を見学しに行きました。

参加者インタビュー

小学生のお子さんとお母さん

小学生のお子さんとお母さん

(お子さん)落ち葉の下の虫などを見たり触ったりすることはないので、ダンゴムシをストローで捕まえたことが楽しかったです。またダムの放流は初めて見て、綺麗だったし楽しかったです。

(お母さん)ダムの周りにいろんな野鳥がいるとは知らなかったし、虫のことなど知らないことが多かったです。またこのような機会があれば、子どもと参加してみたいです。

小学生のお子さんと両親

小学生のお子さんと両親

(お子さん)ダムの水が出るところ見るのが楽しかったです。落ち葉を食べる虫を見つけたし、オシドリが水を飲んでいる姿が見られて嬉しかったです。

(両親)学校から案内が来て参加しました。普段見られない物が見られたし、公園などに行って自然に触れたいと思いました。

小学生のお子さんと両親

小学生のお子さんと両親

(お子さん)普段はダンゴムシやテントウムシなど触ったりしているが、今日はいろんな虫が見られたし取れて楽しかったです。

(お母さん)学校から案内が来たのと、友達が以前参加されていて楽しかったと聞いたので今回参加しました。ダム放流を見るのも初めてで感動したし、自分の知らないことを先生に詳しく教えてもらえて良い体験ができました。

講師から

石川和男さん

松山東雲女子大学名誉教授
日本鳥類保護連盟専門委員
理学博士 石川和男さんへのインタビュー

松山市内の近くにこんなに素晴らしい自然があるということをみんなに知っていただいて、本物の自然に触れることにより、自然の神秘さや不思議さなどを感じる感性を養ってほしい。それが将来「自然を考える」という優しい人になると思っています。

子どもの頃に自然の中で感動体験をたくさん持ってほしい。感動した時に、『見れども見えず、聞けども聞こえず』ではなく、よく観察すると『なぜだろう?』という疑問がわいてきて、勉強したくなるものです。

主催者から

西山智さん

国土交通省 四国地方整備局
松山河川国道事務所 石手川ダム管理支所
支所長 西山智さんへのインタビュー

松山市の水源である石手川ダム周辺の自然に触れて、水源地域の自然環境の大切さを知ってもらうことを目的としています。またダムの役割や、重要性についても理解してもらいたいとの思いで開催しています。

今日は残念ながら身近でオシドリを見ることができませんでしたが、虹も綺麗に見られたし、何よりも子どもたちが笑顔で楽しんでいたのでよかったと思います。

相原宏淳さん

松山市 総合政策部
水資源対策課
主幹 相原宏淳さんへのインタビュー

私たちは、蛇口をひねれば水がでてくるのが当たり前の生活をしています。
今回の体験学習では、落ち葉や倒木は土の中にいる虫や微生物により分解され、スポンジ状となって水を含み、木々の根によりできた間隙に染み込んだ水がダム等に蓄えられることを学びました。

水源地や石手川ダム周辺の豊かな自然あってこその「水」であることを感じていただけたのではないかと思います。
オシドリがやってくる、この素晴らしい自然を大切にし、水資源も大切に守っていきたいと思います。

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