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カンガエルーシアター
まつやま子ども芸能文化大会
松山市青少年センターで行われた「まつやま子ども芸能文化大会」の様子をご紹介します。
2017年1月21日土曜日、松山市青少年センターで第11回松山市青少年育成市民大会プレイベント「まつやま子ども芸能文化大会」が開催されました。地域や学校などで伝統芸能の継承や文化活動に取り組んでいる25組の団体が出場しました。多くの人の前で発表することで、やりがいや励み、郷土愛を育てるとともに、一堂に会することで交流を図ることを目的としています。
発表は、第1部と第2部に分けて行われました。水軍太鼓、伊予万歳、獅子舞、日本舞踊、ダンス、吹奏楽、コーラスなど、それぞれの団体が日頃の成果をステージ上で披露。発表終了後には、審査員から講評をいただきました。また第1部、第2部の終了後には、それぞれMAX感動賞、FLASH ACT賞、TEAMWORK賞の受賞団体の発表がありました。
また、アトラクションとして、みきゃんと愛媛県立松山西中等教育学校ダンス部の皆さんによる「えがおダンス」も行われ、会場を盛り上げました。
参加者インタビュー
河野小学校芸能クラブのみなさん
北条の河野地区は昔から伊予万歳が盛んです。今回は小学4年生4名、小学5年生3名の合計7名で参加しました。小学校のクラブ活動の時間だけでなく、大会前には昼休みにも練習をしています。クラブ活動は、4~6年生が対象ですが、毎年3年生に2時間ほど、伊予万歳のお話をしていて、そこで興味をもってくれた子が4年生のクラブ活動の選択時に伊予万歳を選んでくれることもあります。次の世代に受け継がれていくのは嬉しいことです。
伊予万歳の振り付けは指導者によって異なります。昔、伊予万歳をやっていたおじいちゃん、おばあちゃんの孫にあたる子どもたちが、今、伊予万歳をやっているということもあります。郷土の人が教えて、郷土の人が見る、これが郷土芸能だと思います。
子どもへのインタビュー
【練習していて感じることは?】
- 扇子を揃えるところが難しかったです。
- タイミングをあわせるのが難しかったです。
【嬉しかったことは?】
- 扇子がきれいに開いたことです。
- みんなのタイミングがあったことです。
三津浜中学校水軍太鼓部のみなさん
中学1年生3人、中学2年生7人の合計10名で参加し、3曲演奏しました。いつの時代か分かりませんが、大先輩が作った三津浜中学校オリジナルの曲も最後に演奏しました。練習は放課後、部活動として行っています。
生徒へのインタビュー
【入部のきっかけは?】
- 入学式の時に見て、感動したので入部しました。
- 入学式の時に迫力のある演奏を聞いて、自分でも演奏したいと思いました。
【演奏を終えての感想】
- スピードが速すぎたので、スピードを保って演奏できるようになりたいです。
- 心を一つにして、みんなで一生懸命演奏できたのでよかったです。
石井こども日舞教室のみなさん
- (小学2年生)自分の好きな振り付けをしたり、自分の好きな曲を踊っている時が楽しいです。
- (小学5年生)できなかった振り付けがスムーズにできるようになった時が嬉しいです。
- (中学1年生)もともと姉がやっていって自分もやってみたいと思い、始めました。やってみると楽しくて3歳から10年以上続けています。週1回、練習しています。曲の振り付けなどを先生や友達に相談したり、一緒に踊っている時が楽しいです。
Nani Kuioのみなさん
- 楽しく踊れてよかったです。
- お姉ちゃんがやっていて、私もやってみたいと思い、入りました。
- 幼稚園の頃に新体操をしていて、何か表現することがしたいと思い、フラダンスを始めました。
- フラダンスは保育園を卒園する頃から始めました。ダンスが好きでそれまでもヒップホップや日舞を習っていましたが、自分に合うものをしたいと思い探していたところ、フラダンスに出会いました。
主催者側から
松山市青少年育成市民会議
事務局長 西川暁さん
伝統芸能や文化活動を発表する機会は、スポーツ活動等に対して少ないのですが、歴史ある伝統芸能や文化活動を真剣に取り組んだ成果を、多くの人たちに観てもらえれば、子どもたちのやりがいに繋がるのではないかと考え、毎年開催しています。
大人や友達と関わりながらチーム活動をしていると、理不尽なことや我慢しなければならないことも出てきます。ですが、小さい頃からこのような活動をしている人ほど、大人になってから問題解決能力が高いというデータもあり、精神力が養われているのではないかと思います。
市民会議では今後も、子どもたちの活動の励みになるような場を提供していきたいと考えています。