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カンガエルーシアター

アトリ絵あらたま

松山市新玉児童館で行われた「アトリ絵あらたま」の様子をご紹介します。

2017年7月27日木曜日、松山市新玉児童館で「アトリ絵あらたま」が行われました。後回しになりがちな夏休みの宿題、絵画やポスター制作を早めに終わらせてもらおうと、学校法人済美学園 済美高等学校 美術科の生徒の皆さんの協力のもと、開催されました。今回は小学1~6年生まで32名が参加しました。

最初に、高校生が描いた絵をもとに、ポスターを描く時のポイントを教えてもらいました。「描く大きさによって印象が変わること」「絵の具と水の分量の割合で見た印象が異なり、描きたいものに応じて変えられること」など基本を伝授してもらいました。そのあとは、小学生1人に高校生が1人ずつついて、マンツーマンで教えてもらいました。

自宅で下描きをして持ってきている子もいれば、何を描けばいいのか迷っている子もいて、進み具合はさまざまでした。高校生のお姉さんとお兄さんが、小学生とじっくり話をしながらその子の描きたいもの、出したい色などを引き出してあげていました。約2時間の作業時間でほとんどの作品が完成。最後は仕上がった作品と一緒に記念撮影を行いました。

参加者インタビュー

小学3年生のお子さん

小学3年生のお子さん

虫が好きなので、生き物をテーマにしたポスターを描きました。「空を全体に描いた方がいいよ」と教えてもらいました。いいのができたなと思いました。楽しかったです。

小学4年生のお子さん

小学4年生のお子さん

妹と一緒に参加しました。昨年に続いて2回目です。今日は、交通安全ポスターを描きました。「こんな色を塗ったらいいんじゃない?」などと教えてもらいました。いい絵ができてよかったです。

小学6年生のお子さん

小学6年生のお子さん

昨年も参加しました。今年は、花と緑のポスターを描きました。何を描くか決めていなかったけど、お姉さんのアイデアを参考にして描きました。影のつけ方をアドバイスしてもらって、立体的に描けたと思います。入道雲もきれいに描けてよかったです。

主催者側から

重松斐美さん

新玉児童館
重松斐美さんへのインタビュー

夏休みの絵画やポスターの宿題を早めに仕上げてもらおうと、毎年7月にこのイベントを行っています。
今年で3回目の開催で、抽選になるほどたくさんの応募がありました。
毎年、済美高等学校美術科の皆さんにご協力いただいているのですが、子どもたち一人ひとりにあわせて細かく教えてくれています。子どもたちもお姉さんとお兄さんが一緒に考えてくれるので描きやすいようです。
今後も新玉児童館では、さまざまなイベントを予定しております。ぜひ遊びに来てください。

ご協力いただいた、学校法人済美学園 済美高等学校 美術科の皆さん

先生から

今回は美術科の2年生34人、3年生5人が参加しました。毎年、すごく貴重な体験をさせていただいています。普段、シャイな生徒でも美術を通して子どもたちと接すると、イキイキとした表情でとても活発になります。
美術科の生徒たちは今、秋季愛媛県展に向けて制作中です。制作をする過程で迷っている生徒もいますが、きっとこのような体験をすることで、小さな子どもたちからたくさんのパワーをもらったのだと思います。

生徒から

自分の小学生時代のことを思い出しながら教えていました。逆に小学生の作品から、こういう描き方をするんだなという発見もあってびっくりしました。基本は、自分の思った通りに描いてもらうことが大事だと思っているので、小学生自身が感じている色を出せるように、余計な口出しをしないように心がけました。少しアドバイスするだけで、どんどん表現が進んでいくのを見るとうれしかったです。

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