- HOME
- カンガエルーシアター
- スキンタッチ講座
カンガエルーシアター
スキンタッチ講座
松山市久枝児童館で行われた「スキンタッチ講座」の様子を紹介します。
2019年9月5日木曜日、松山市久枝児童館で「スキンタッチ講座」が行われました。スキンタッチとは、皮膚をなでたり、こすったりするなどして身体に軽い刺激を与える健康法です。子どもの健康増進のために行われている小児鍼をアレンジしたもので、家庭でも手軽にできるように、スプーン、歯ブラシ、ドライヤーを使って行う方法を教えてもらいました。
はじめに、スプーンを使ったスキンタッチにチャレンジ。まずは講師が、お母さんたちの腕を使ってお手本を見せた後、お母さんが自身の子どもの腕や足などをスプーンで優しくなでました。
次は、歯ブラシで頭やこめかみを軽くたたくスキンタッチ。泣いていた赤ちゃんの頭を歯ブラシで軽くたたくと泣き止むなど、効果を実感していたお母さんもいました。
最後は、ドライヤーです。温風の強さを「弱」に設定したドライヤーを手に持ち、温風が直接当たらないよう、反対の空いている手をドライヤーと子どもの間に入れて、温度を確かめながら、お腹、ふくらはぎ、腰などをなでさすりました。
お母さんたちは子どもが気持ちよさそうにしている様子を見ながら、楽しそうに講座を受けていました。
参加者インタビュー
4カ月のお子さんのお母さん
家で簡単にできるのがいいなと思いました。3才の上の子がいるのですが、幼稚園に通い始めたばかりで毎日泣きながら行っているので、帰ったらやってあげようと思います。
3カ月と2才のお子さんのお母さん
普段、新しいことをすると嫌がるのに、ドライヤーを試した時、受け入れてくれました。気持ちがいいのか、自分から背中を向けてくれて、少しうっとりとしていたようです。短時間で行えるのもいいですね。
5カ月のお子さんのお母さん
気持ちよさそうにしてくれていたので、楽しかったです。ドライヤーがあんなふうに使えるのだなと思って意外でした。これから寒くなりますし、気持ちよさそうなので、家でもやってみようと思います。
講師から
はり灸サロンまぁる
鍼灸マッサージ師・助産師
坂本智子さん
スキンタッチは、徳島県鍼灸師会の先生たちが自宅でできるセルフケアのひとつとして考案したものです。小児鍼をベースにしていて、生後2カ月から10才までのお子さんが対象です。人の身体には300以上のツボがあり、ツボを刺激することで脳や内臓の働きがよくなり、心と体の発育を助けます。例えば、かん虫、ぜん息、アトピー性皮膚炎、夜尿症など小児の慢性疾患全般におすすめと言われています。
小さいうちからセルフメンテナンスをすることで、健康的な毎日を送れます。お子さんと遊ぶような気持ちで、親子のコミュニケーションのひとつとして、スキンタッチをお試しください。
(すべての行程を5分程度で終了すること、また高熱がある時や体調不良の時はやらないようにご注意ください。)
主催者から
松山市久枝児童館
黒田泰士さん
「スキンタッチ講座」は、子育て支援講座のひとつとして開催している人気の講座です。私自身、子を持つ親としてスキンタッチに興味を持ったことがきっかけで、他のお母さんやお父さんにも広く知ってもらいたいという思いで企画しました。少人数講座ですので、講師と参加者、参加者同士の距離感も近く、和やかな雰囲気でじっくりと学ぶことができます。
子育て支援講座では、お子さんに対してだけでなく、お母さんやお父さんがリラックスしたり、学んだりできるような内容も用意しています。イベント情報はホームページ等に掲載していますので、ご覧ください。