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カンガエルーシアター

サマー!エコキッズスクール「地域循環型の古紙リサイクル」

株式会社カネシロで行われたサマー!エコキッズスクール「地域循環型の古紙リサイクル」の様子を紹介します。

2022年8月17日水曜日、株式会社カネシロの皆さんによる講座「地域循環型の古紙リサイクル~愛媛の古紙は愛媛でリサイクルしてまた使おう~」が行われました。
株式会社カネシロは「愛媛で発生した古紙は、愛媛でリサイクルし、愛媛で利用しよう」を合言葉に、地域循環型社会の構築を目指している会社です。1本の木から約1300枚のA4用紙が作られると言われており、木を切りすぎると地球温暖化が進んでしまいます。地球を守るためにも紙をリサイクルし、再生紙を使うことが大切です。
まずは、古紙がリサイクルされるまでの流れや、古紙の種類・回収方法などについて学びました。古紙は、新聞・チラシ、段ボール、雑がみ、飲料用紙パック、シュレッダーくずの5種類に分別できますが、回収した古紙にはリサイクルできない物が混ざっていることが多いそうです。紙コップなど防水加工された紙、金や銀色に加工された紙、レシート、においのついた紙はリサイクルできないため、注意が必要だと呼びかけていました。
古紙から作る「紙すき体験」にも挑戦しました。ちぎった古紙と水をミキサーに入れて紙の形がなくなるまで細かくし、はがきサイズのすき枠に流し込んでよくしぼります。最後にアイロンをかけて乾かしたら、古紙で作ったはがきの完成です。参加者たちは親子で協力しながら取り組んでいました。
また、リサイクル工場の見学も行われました。ここでは古紙を種類別に圧縮加工し、製紙工場へ送る作業を行っています。工場内では重機による作業や、人の手で紙ごみを束ねているナイロン紐を取りのぞく作業が行われていました。山積みにされている大量の紙ごみに参加者たちは驚いた様子で、写真を撮るなどしながら見学していました。

講師から

小池 雄大さん

株式会社カネシロ
第三営業部 営業企画課 主任
小池 雄大さん

弊社ではSDGsの12番「つくる責任 つかう責任」の取り組みに力を入れています。この工場で行っているのは古紙リサイクル工程の一部ではありますが、リサイクルそのものに関心を持ってもらえればと思い、小中学生や一般の方向けに工場見学などを行っています。また、リサイクルに取り組みやすいよう各地に回収BOXを設置したり、自社やイベント会場で古紙回収を行った際にリサイクルトイレットペーパーと交換したりするなど、リサイクルの啓発活動に取り組んでいます。リサイクルは、最初にごみを出す人の気持ちがとても大事になってきます。分別をきちんと行うこと、また紙ごみを束ねる際に紙の紐を使うだけでもリサイクルしやすくなります。そして「どんな小さな紙ごみも捨てないでリサイクルする」ということを日頃から意識してもらえればと思います。

主催者から

冨永 宏彰さん

松山市 環境モデル都市推進課
冨永 宏彰さん

毎年、夏休み期間中に松山市内の小学校に通学している4年生から6年生を対象に「サマー!エコキッズスクール」を開催しています。松山市エコリーダーや企業、団体の方などが講師となり、実験や工作、施設の見学などを行い、環境について学ぶ体験型の教室です。今年度は16講座、開講しました。
講義で地球環境の保全のため、地域循環型社会の構築の一環として行う紙のリサイクルについて学び、そのことを念頭に置いて、紙すき体験、そして工場見学をしてもらうことでより有機的なつながりを持って、リサイクルについて学んでもらえたのではないかと思います。
講義を聞く真剣な顔や体験中の笑顔、工場見学中の驚いた顔など、子どもたちのいろいろな表情が印象的でした。
本市は、SDGs未来都市に選定されていることもあり、昨年に引き続き、今年度もSDGsに関する講座をいくつも行っています。
本講座もそのひとつで、SDGsの11番「住み続けられるまちづくりを」、12番「つくる責任 つかう責任」などにもつながるリサイクルについて学んでもらいました。日頃生活する中で、一人ひとりが古紙分別リサイクルに取り組むことが、地球環境の保全につながるということが実感できたのではないかと思います。今回の講座が、自分たちが住む地球のために生活の中で何ができるか、考えてもらえるきっかけになればと思います。

参加者インタビュー

  • 実際に工場でどのように古紙を分別しているのかを見ることができ、いつも普通に出している古紙がどのような形でリサイクルされていくのか詳しく分かりました。また、分別の大切さを知ることができました。
  • ごみの分別意識がかなり変わり、分別の大切さが分かりました。工場見学で普段見られないところが見られてよかったです。
  • 紙のリサイクル、できているようでできていなかった分別をしっかりしようと思いました。工場見学で、重機が段ボールをベルトコンベアに入れるところが見られて楽しかったです。講義や工場見学で、実際に古紙が処理されているところを見ることができてよかったです。
  • リサイクルに対する意識が高まりました。愛媛県内でリサイクルすることがCO2削減につながり、すばらしいと感じました。リサイクルをこれからも続けようと思いました。
  • リサイクルの大切さなどを学びました。紙すき体験や工場見学は初めてでしたが、分かりやすくてよかったです。家庭で出した紙ごみがどのようになるのかよく分かりました。
  • 親子で環境について考えるきっかけになりました。工場見学で、段ボールをベルトコンベアに乗せていくところが迫力がありました。体験をしたり、工場見学があったり、子どもも大人も興味をひく内容でよかったです。また、ごみを出す時の分別の大切さを改めて感じました。
  • リサイクルの大切さについて学びました。以前から紙すきを自宅でもしていたので、興味深かったです。
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