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カンガエルーシアター
まちのがっこう 休日子どもカレッジ
松山大学を会場に行われた「まちのがっこう 休日子どもカレッジ2022冬休み」の様子を紹介します。
「まちのがっこう 休日子どもカレッジ」は、NPO法人ワークライフ・コラボが松山大学の協力を得て実施する、長期休暇(夏・冬・春)の小学生預かり事業です。1日1プログラム、企業や団体、地域の方とコラボした「社会教育プログラム」を実施。企業や団体が子どもたちの「職業理解」や「地域貢献」として授業を行います。
今回は、2022年12月26日月曜日に行われたプログラム「避難訓練 地震が起きたときは?」「お楽しみ会アイデア出し」に参加しました。
まずは、震度6強の地震が起こり、その後、館内で火災が発生したという想定で避難訓練が行われました。避難先のグラウンドでは、松山市中央消防署の消防士から消火器の使い方を教えてもらい、ひとりずつ、練習用消火器で体験を行いました。また通報訓練では、実際に支援員が「119」に電話をかけて消防署とやりとりする様子を見学しました。
最後に消防士から、火事を見つけた際は、まずは大人に助けを求めることや「お(おさない)・は(はしらない)・し(しゃべらない)・も(もどらない)・ち(ちかづかない)」が大切であることを教わり、避難訓練を終えました。
その後、教室に戻り、「お楽しみ会アイデア出し」を行いました。最終日に開催予定の「カレッジお楽しみ会」で行うイベントについて、みんなでアイデアを出し合いました。最終的に、福笑い・将棋・すごろくの3つの遊びでチーム分けをし、最終日までに準備を進めることになりました。
参加者インタビュー
- (小学1年生の女の子)もし本当に地震が起きたら今日のことを守りたいと思います。3月11日の「いのちの日」も受け継いでいきたいです。
- (小学1年生の女の子)避難訓練は2回目でした。夏休みにも消火器の体験をしました。上手にできるか心配だったけど、うまくできてよかったです。
- (小学2年生の男の子)訓練でも本当に地震が起こった時のことを考えて、対策していくことが大事だなと思いました。
- (小学2年生の女の子)前に消火器の体験をした時はうまくできなかったけど、今日の体験でホースの下の方を持って消せばいいんだなということが分かりました。地震が起きて机の下にもぐる時は、机の脚を持つとよいことも分かりました。
- (小学4年生の女の子)本当に火事が起きたらこわいけど、避難訓練をしていたら安心できるから大事だなと思いました。
- (小学4年生の女の子)自分がいる場所の住所も知っておかないといけないし、建物が何階建てかではしご車が必要かどうかも変わってくるので、そのような情報も知っておかなければいけないんだなと思いました。消火器の体験は、ホースを引き抜くのが難しかったのですが、先の方を持って抜くと簡単にできることが分かりました。
主催者から
NPO法人ワークライフ・コラボ
事業コーディネーター
亀田 香保里さん
「まちのがっこう 休日子どもカレッジ」は、2019年の夏休みからスタートしました。
子どもにとっての居場所づくりや体験活動を通しての非認知能力を身につける場として、保護者にとっては子育てと仕事の両立のサポート、地域にとってはまちづくりや地域交流の役割など、休日子どもカレッジにはさまざまな目的があります。
有資格者や地域の企業や団体、大学生などがスタッフとして子どもたちをサポートしています。特に大学生のボランティア登録者数は100人を超えており、子どもと子どもの間に立って子ども同士をつないだり、授業のサポートをしてくれたりなど、とても助かっています。
また、参加者のリピーターが多いこともうれしく思っています。ここでしか会えない友達やボランティアの学生もいるので、「ここに来たら会える」という思いで参加しているお子さんも多いようです。日替わりの社会体験プログラムがあり、いろいろな立場の大人が関わっていることも魅力のひとつだと思います。
保護者の皆さんからは、「子どもが喜んで参加してくれるので、安心して預けられる」という声が聞かれます。また、私たちの活動に賛同してボランティアとして関わってくださる保護者の方もいて、ありがたく思っています。
今後地域ごとに、このような活動の輪が広がっていってほしいと思います。