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親子武道体験教室(空手道編)
愛媛県武道館で行われた「親子武道体験教室(空手道編)」の様子を紹介します。
2023年7月30日日曜日、親子武道体験教室が行われました。愛媛県武道館では親子で武道に親しんでもらおうと、今年度もさまざまな武道体験教室を開催しています。
今回は空手道の教室に参加しました。空手も礼儀を重んじるスポーツです。道場に入る際、教室を始める際、休憩に入る前後など、一区切りごとに礼を行っていました。
体操や鬼ごっこで準備運動をしたあと、早速、本格的な稽古を始めました。まずは、突きの練習です。こぶしを握って、相手のみぞおち付近をねらって突きます。突き指をしないように、親指をまげてこぶしを握ることが大切です。足の出し方や回り方(受け)など、基本動作も学びました。
続いて、愛媛県チャンピオンでもある講師のお子さんにお手本を見せてもらい、空手の基本の形「太極初段」を教わりました。一生懸命に声を出しながらくり返し、形の習得に励む子どもたち。稽古を重ねるごとに上達していくのが分かります。
最後は、お父さんお母さんたちの前で太極初段の発表を行い、がんばった成果を披露しました。
参加者インタビュー
5歳の男の子の両親
好きなことを見つけてほしい、また恥ずかしがり屋なので知らない人と関わることで成長してほしいという思いで参加しました。今日の教室では親がついて行かなくても、ひとりで集まる場所に行けるようになるなど、成長を見ることができてよかったです。
4歳と2歳の男の子のお母さん
いろいろな経験をさせてあげたいと思い、広報を見て応募しました。武道体験は初めてでしたが、よかったです。子どもはもちろん、私も体験できて楽しかったです。子どもたちがやってみたいと言ったら、習わせてあげたいと思います。
講師から
愛媛県空手道連盟
阿部 崇士さん
空手などの武道には「心技体」という言葉があり、言葉の順番が表す通り、技や体以上に心が最も大切と考えています。空手の稽古を通じて身体が鍛えられることはもちろん、礼儀や一生懸命取り組む心が育めます。またみんなで一緒に取り組むことで、仲間との輪も育めます。
本日は、参加者の皆さんに達成感を味わってもらいたいと思い、1時間の教室で「形」の体験まで行いました。教室が終わる頃には、礼や返事などもしっかりとできるようになり、私も感動しました。
もしかしたら、危ないという印象を持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、空手は1人で行う「形」稽古や防具を着けて相手と戦う「組手」稽古等、安全面に十分配慮して稽古しています。興味のある方は、ぜひお近くの道場へ見学にお出かけください。
主催者から
(公財)愛媛県スポーツ振興事業団
愛媛県武道館 企画管理課
主任指導員
林 克馬 さん
親子武道体験教室は、武道を知っていただくきっかけづくりのために、愛媛県武道館で平成22年度から開催している教室です。
今回の空手道教室は、年少から小学4年生のお子さんとその保護者、8組が参加しました。空手は武道の中でも人気があります。「形」まで習う体験教室は初めてのことで、できるかどうか心配でしたが、最後の発表の場で子どもたちは立派に披露することができ、感動しました。保護者の皆さんにも喜んでいただけたのではないかと思います。
9月9日土曜日には、柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道の9種目をどなたでも体験いただける「武道体験フェスタ」を開催予定です。その他、愛媛県武道館ではさまざまな子ども向け教室を実施しています。詳しくは愛媛県武道館ホームページをご覧ください。