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カンガエルーレポート
森のやすらぎ親子クラブ
森のやすらぎ親子クラブが2015年7月10日金曜日、松山市野外活動センターで行われました。
年9回開催予定で今回のテーマは「でんでん虫み~つけた!流しそうめん」。梅雨の晴れ間で夏の陽気だったこともあり、少し予定を変更して行われました。乳幼児とその保護者7組が参加し、季節を感じながら森をおさんぽした後、お昼ごはんを楽しみました。
森の中には遊びがいっぱい
午前10時45分、虫あみを手にした子どもたちは野外活動センター野外教室周辺の森へ出発。
おさんぽ担当の斉藤智子さん(特定非営利活動法人 自然環境教育えことのは)の植物や虫たちのお話を聞きながら森の中を歩きました。ネジバナやブタナなど草むらに咲く小さな野花に目を向けたり、虫かごに入れてもらったノコギリクワガタやスジグロシロチョウをそっと観察する子どもたち。ニイニイゼミの抜け殻をブローチのようにくっつけたり、ユリノキの葉をお面にしたり、フジのツルにぶらさがったりと森の中には遊び場がいっぱいでした。
竹筒で流しそうめん
おさんぽの後は、お料理担当の小池智子さんを中心にスタッフの皆さんが準備したお昼ごはんを食べました。
毎回、無農薬野菜などの安心安全な食材を使った季節感のある献立となっています。今回のメインは流しそうめんです。約15メートルの竹筒のそばに親子でスタンバイ。そうめんが流れ始めると子どもたちは一生懸命すくって食べていました。その他、炊き込みご飯や夏野菜も一緒に味わいました。
そのほか、いろいろな木のおもちゃも用意されていて、子どもたちは自由にのびのびと遊びました。
森のやすらぎ親子クラブに参加してみたい方は、松山市野外活動センターホームページ(外部リンク)をご覧ください。
講師より一言
身近な自然を肌で感じ、触れ合いましょう
おさんぽ担当 斉藤 智子 さん
木のおもちゃで木に、おさんぽで自然に触れ合ってもらえればという思いで活動しています。子どものころは肌で感じる時期でもあり、身近な自然に気付いたら、その心地よさやおもしろさを全身で味わえます。自然っていいなと感じることが、将来、環境保全につながるかもしれません。子どもが小さいうちは自然に目が向く時期なので、親子で自然と触れ合える場づくりができればと思っています。
体にやさしい食材で、本物の味を感じましょう
お料理担当 小池 智子 さん
食べることで体はつくられるということを、私自身、子育てをする中で感じてきました。昔ながらの製法で作られた調味料というとコストがかかるイメージがあるかもしれませんが、いい調味料を使うとそれだけで味が決まるので、使う量も少なくてすみますし、結果的には体にもやさしくなります。子どもは食べるものを選べません。毎日の食事の中で本物の味を感じてもらいながら、成長を見守っていってほしいと思います。
参加者の声
- 森のおさんぽは、いろいろな生き物や草花を楽しみながら歩いて気持ちよかったです。そうめん流しも、子どものころの気持ちに戻ったかのようで楽しめました。竹筒でのそうめん流しに感動しました。
- 緑あふれる大自然の中で、私自身、リラックスできたひとときでした。おいしい流しそうめんと、炊き込みご飯も幸せタイムでした。日常では松山市内でこれほどの緑や虫、風、空気、太陽のにおいなどに触れることは難しく、やはりここだけの魅力です。今日は楽しかったです。いっぱい遊んで食べて、帰路は子どももぐっすり眠るでしょう。
- 自然といっぱい触れ合ってほしいと思い参加しています。四季の自然がじかに感じられ、子どもはもちろん、大人も楽しめます。今回も木の枝にぶら下がったり、カブトムシやチョウチョをつかまえたり、手作りのごはんを味わったりと、とても充実した時間が過ごせました。
- 自分ではなかなか見つけられないカブトムシやクワガタを見つけることができ、自然を感じつつ、ゆったりとしたペースで虫とりを楽しめました。木のおもちゃもたくさんあり、普段と違うおもちゃをとても楽しみました。子どもは竹筒を流れる流しそうめんが初めてで、とても喜んでたくさん食べていました。こだわった食材でおいしかったです。
- 森の中をおさんぽに行って、いろいろな生き物やお花・葉っぱを見つけてわくわくしました。その後、流しそうめんをして、夢中になってそうめんをつかみました。
- 今回初めて参加しました。みんなで森に昆虫を探しに行ったり、流しそうめんをしたりと、普段できない体験ができたのでよかったです。また機会があれば参加したいと思います。
- 親子だけでは歩きにくいところも、自然の先生と一緒に歩くと発見や知識も増え、楽しく過ごせました。お昼の「体にやさしい」ごはんも、もともと興味があったので、とてもよかったです。