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カンガエルーレポート

小児救急医療啓発出前講座

イベントの様子

2015年9月29日火曜日、聖カタリナ大学 短期大学部 附属幼稚園で小児救急医療啓発出前講座が開かれました。この講座は在園児の保護者対象のカルチャースクールの一環として行われたもので、松山市保健所医事薬事課の職員が、松山市の救急医療の現状と正しい利用方法について呼びかけました。

救急医療の適切な利用を

ガイドブック

救急医療とは、急な病気やケガで、すぐに治療が必要な患者さんに対応する医療のことです。そのため、平日の昼間に起こった症状は、その日の診療時間内に「かかりつけ医」を受診しましょう。また、夜間、休日でも、症状が軽いときは、翌日に「かかりつけ医」を受診することが基本です。

しかし、夜間、休日に急に具合が悪くなったとき、すぐに救急医療を利用するべきか、それとも翌日まで待つべきか、不安がつのる中、その判断をすることは難しいと思います。そこで、松山市が発行している「こどもの救急ガイドブック~かかりつけ医がお休みのときに~」の症状別フローチャートや、小児救急医療電話相談を活用して、すぐに救急医療を利用するかどうか、冷静に判断することをおすすめしています。

また、病気やケガ、誤飲、やけどなどの事故を未然に防止することも重要です。病気に対しては、手洗いうがいの励行など、普段から清潔に保ち、事故やケガに対しては、危険な場所がないか、家の中などを子どもの目線に立ってチェックすることが大事です。

受診の際に気をつけること

注意事項の説明

松山市急患医療センターを利用する際に、気を付けなければならないこともお話しいただきました。

まずはマスクの着用。子どもはもちろん、付き添いの保護者も感染予防の観点から必要です。大人数での来院も避けるようにしてください。嘔吐・下痢の症状がある場合は、ガーグルベースン(嘔吐物受け)や着替え(大人・子ども用)の準備も必要です。

また、これからの季節はインフルエンザの流行が気になります。インフルエンザの検査は、38℃以上の発熱後、12時間以上経過していないと正しい結果が出ないといわれています。6時間以内の場合はウイルス量が少なく、ほとんど結果が出ません。早期に受診した場合、結果が陰性であったとしても、100%正しいとは限らないことも知っておきましょう。

小児救急医療電話相談について

休日・夜間の急な子どもの病気にどう対処したらよいのか、病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師へ電話による相談ができます。全国共通の短縮ダイヤル「#8000(固定電話プッシュ回線・携帯電話)」をプッシュすることにより、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられます。(ダイヤル回線などの場合は、電話番号089-913-2777へ)

愛媛県では、毎日19時~翌朝8時まで実施していますが、他の自治体では実施時間帯が異なる場合がありますので、ご注意ください。

詳しくは、厚生労働省ホームページ(外部リンク)をご覧ください。

救急医療啓発事業について

松山市では「救急医療施設の上手な利用方法」「こどもの救急ガイドブックの活用方法」等をホームページでご紹介しています。

詳しくは、松山市ホームページをご覧ください。

救急医療の適正な利用(外部リンク[松山市ホームページ])

休日・夜間に子どもさんの具合が悪くなったときは(外部リンク[松山市ホームページ])

主催者から

聖カタリナ大学 短期大学部 附属幼稚園 副園長 教頭 西原絵理さん

聖カタリナ大学 短期大学部 附属幼稚園 副園長 教頭 西原絵理さん

2~3年前にこのような講座を開いたことがあり、その時にとてもよかったので保護者の皆様にも周知いただきたいと思っていました。子どもたちは夜間に体調を崩すことが多く、講座を受けているだけで対応が違ってきます。そういう時に少しでもお話を思い出して、お母さんが慌てることなく冷静に行動できるように、役立てていただければと思います

また、当園では月2回、未就園児の親子を対象にしたサークル「カタリナ ピッコロ」を開催しています。音楽遊びや制作遊びなど、親子で楽しめる内容となっています。ぜひお気軽にご参加ください。

聖カタリナ大学 短期大学部 附属幼稚園ホームページ(外部リンク)

参加者の声

  • 急な発熱(特に高熱)や、嘔吐が続いてグッタリしている我が子を見ると、「落ち着かないと!」とわかっていても、親も軽くパニック状態になりやすいものです。今回の講座で詳しい話が聞けたので、少し安心しました。
  • 幸いなことに、今まで松山市急患医療センターを利用することがありませんでしたので、夜間や休日に診てくれるところがあるということは、なんとなく知っていましたが、詳しく考えたことはありませんでした。ガイドブックのフローチャートを読んで、慌てず必要な時に利用したいと思います。
  • 今までに何度か、松山市急患医療センターを利用したことがあります。その時は思わなかったのですが、今日の話を聞いて、小児科医の高齢化のことなど問題があると感じました。
  • 松山市急患医療センター、松山市医師会休日診療所ともに、時々利用しています。一人目の子どもが小さい時は特に、夜間に何かあればすぐに行っていました。今後はガイドブックのフローチャートを活用し、行く必要性があるか参考にさせていただきます。
  • 今日はありがとうございました。過去に何度か松山市急患医療センターに行ったことがあるのですが、今まで子どものことだけを考えて連れて行っていました。松山市急患医療センター側の意見を聞くことができてよかったです。
  • やはりなくてはならない機関だと思います。そのために、利用方法を一人ひとりがよく考えて、どうしても必要な時に利用するようにする、安易に利用しない、ということを考えさせられました。
  • 子どもが幼稚園に行きはじめてから病気になる機会が増え、念のためインターネットで松山市急患医療センターの場所を確認したりしていました。今回のガイドブックや資料を見て、知りたい情報(知っておかなければならない情報)が一目でわかり、説明もわかりやすくて勉強になりました。
  • 反省させられる点がありました。子どもの様子をみて松山市急患医療センターを利用するべきか考えるようにしたいです。子どもが親になり子育てをするようになった時、もっと育児がしやすい社会になっていることを願っています。今回この講座に参加してよかったと思います。ありがとうございました。
  • 夜間に子どもが病気になったりして心配になることがあったので、今日の話を聞いて少しでも理解することができ、心強く思いました。小学生からも医療費の負担がないと安心なのですが…。
  • 休日、夜間に限って子どもが熱を出したりするので、松山市急患医療センターについて事前に知ることができて、とてもいい機会だと思いました。
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