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カンガエルーレポート
夏休み親子市議会体験ツアー
2019年7月28日日曜日、松山市役所で「夏休み親子市議会体験ツアー」が行われました。次の時代を担う子どもたちに、市議会活動への関心と理解を深めてもらおうと、議場などの議会施設の見学や子どもたちによる模擬市議会が開催されました。当日は午前・午後の部それぞれ小学5・6年生の児童14名とその保護者が参加しました。
市議会ってどんなところ?
まずは、オリエンテーションです。市議会の役割や仕組みを分かりやすく紹介したDVDを観たあと、議会事務局スタッフがより分かりやすく、質問を交えながら市議会についての説明を行いました。
「現在の松山市の人口は?(答え:約51万人)」「松山市の市議会議員の人数は?(答え:43人)」「市議会議員は何才から立候補できるの?(答え:25歳)」「選挙は何年ごとに行われるの?(答え:4年)」などの質問に、参加者たちは積極的に手を挙げて答えていました。また、メモを取りながら熱心に耳を傾けている姿も多く見られました。
その後、本会議場、市政記者席、議会図書室、委員会室、議員控室などを見学。正副議長応接室では、松山市議会の清水宣郎議長との記念撮影も行われました。
子どもたちによる模擬市議会を開催
後半は、子どもたちによる模擬市議会が開催されました。子どもたちは、議長、市長、副市長、教育長、各担当部長、議員などに扮し、実際の6月定例会の質問・答弁から作成された台本をもとに進行されました。
開会前に、それぞれの役の動き方の説明があり、子どもたちは実際の議員バッチと同じ菊の花がデザインされたバッチを身に付けて臨みました。
現職の市議会議員や保護者が見守る中、清水宣郎議長による開会あいさつで、模擬市議会は始まりました。各議員役が2つの質問を行い、それに対して担当部長役などが答えていきます。「松山市議会議員選挙について」「主要な観光施設の駐車場整備について」「通学路の見守り体制について」「豪雨災害への取り組みについて」など、難しい内容にもかかわらず、はっきりとした口調で堂々と読み上げていました。
答弁後、大塚啓史副議長のあいさつで模擬市議会は閉会。参加者ひとりずつ、感想を述べた後、特命副知事みきゃんから記念品が授与され、市議会体験ツアーは終了となりました。
終始、緊張した表情をしていた子どもたちでしたが、大役を終え、ほっとした表情で本会議場を後にしました。
事務局から
松山市議会事務局 議事調査課
井上真紀さん
松山市議会は、明治22年12月の市制施行に伴い、翌23年1月に開設し、来年130周年の節目の年を迎えます。
夏休み親子市議会体験ツアーは、市議会を身近に感じ、関心と理解を深めてもらおうと5年前から開催しています。参加者の皆さんは、一生懸命、勉強をされて臨んでいたように感じました。また、模擬市議会もとても立派にこなしていて、貴重な体験になったのではないかと思います。
参加者インタビュー
市長役(小学6年生)
親からこのような体験があるよと教えてもらい、参加しました。
緊張したけど、うまくできてよかったです。
今日の体験を通して、市議会の仕事やみんなの前で話す仕事に興味を持ちました。
議長役(小学6年生)
広報まつやまを見て、自由研究のテーマとして、議員さんがどのような仕事をしているのか興味を持ち、応募しました。
最初、議長の仕事は読む文章が多いなとプレッシャーを感じましたが、貴重な体験ができました。
また議員さんも、いろいろな苦労をして仕事をしていることがわかりました。
農林水産担当部長役(小学6年生)
なかなか見られない本会議場を見学するのを楽しみにしていました。
もう2度と来られないかもしれないので、いろいろと見学できてよかったです。
議員さんたちはたくさん話し合うことがあり、それを何度もしているのですごいと思います。
将来の夢の候補のひとつになりました。
議員役(小学5年生)
おもしろそうな体験だなと思い、参加しました。
少し間違えた部分もありましたが、ちゃんとできてよかったです。
議員の仕事に興味を持ちました。