ページの先頭です。

メインメニューへ移動します。

本文へ移動します。

フッターへ移動します。

本文です。

カンガエルーレポート

松山さかのうえ子ども食堂

2021年12月1日水曜日に行われた「松山さかのうえ子ども食堂」をご紹介します。留学生など在留外国人の皆さんが母国の料理を作り、ふるまってくれる国際子ども食堂。外国人と交流しながら、ひとりぼっちの食事を少しでも減らし、温かいごはんをみんなでおなかいっぱい食べることを目的としています。
今回は「和食デー」ということで、プロの料理人監修の料理が並びました。

学生ボランティアスタッフが活躍

松山さかのうえ子ども食堂は、松山市中村にあるモデルルームで毎週水曜日と第2・第4土曜日に開催されています。モデルルームということもあり、扉を開け、一歩足を踏み入れると、とても居心地のよい空間が広がっていました。対面式キッチンと大きなダイニングテーブルでは、料理の下準備が始まっていました。

この日のメニューは「県産鶏のすき焼き風、いかすり身ときのこのお吸い物、さつまいものレモン煮、大根・柿・クリームチーズのサラダ」です。和食デーでは“Japanese Diningにの”のシェフである二宮さんが、旬の食材を使ったメニューを考案。ボランティアスタッフたちと一緒に調理して、みんなにふるまいます。

運営の中心は、高校生や大学生。調理の手伝いをはじめ、配布用野菜の袋詰め作業、室内の清掃や飾りつけなど、各自が自分でできる仕事を見つけ、テキパキと行動していました。

ホームパーティーのようにくつろげる場を

午後4時頃になると、留学生や保育園、学校帰りの子どもたちが訪れ、ずいぶんにぎやかになってきました。クリスマス仕様に飾られた室内は、ホームパーティーが行われるようなアットホームな雰囲気です。食事の準備が整うまでの時間、スタッフが子どもたちの遊び相手となり、折り紙をしたり、本を読んだりなどして過ごしていました。

調理チームは、料理の仕上げに入ります。テイクアウトとして20~30食分のお弁当を用意。できた料理をお弁当箱に詰めていく作業が行われていました。

午後5時頃、ダイニングテーブルに料理が並びました。バイキング形式で、好きな料理をお皿に取り分けてもらいます。室内にはいくつかの部屋があり、好きな場所に座って、スタッフと一緒に食事を楽しみます。お兄さんやお姉さんたちに見守られながら、おいしそうに頬張る子どもたち。終始、和気あいあいとした雰囲気に包まれていました。

「松山さかのうえ子ども食堂」は、三福中村本社ビル1階(松山市中村2丁目1-3)で毎週水曜日と第2・第4土曜日午後4時~午後6時30分まで開催しています。お弁当配布は、子ども食堂開催日以外の毎日午後5時~午後5時30分。(大人300円、子ども無料)

主催者から

松山さかのうえ日本語学校
松山さかのうえ子ども食堂
代表 山瀬 麻里絵さん

「松山さかのうえ子ども食堂」は2021年3月3日にスタートし、今回で52回目の開催となりました。「外国人の活躍の場所を作ること」「子どもが『自分は愛されている』と実感できる場所となること」「学生の成長ステージとなること」この3本柱を軸に活動しています。

東京で難民支援や日本語教育に従事した経験を活かし、多文化共生の道を探る中で思いついたのが、在留外国人の皆さんに母国の料理を作ってもらう国際子ども食堂です。留学生と子どもの孤食を減らすきっかけになればと思い、始めました。これまでに14ヵ国の留学生シェフたちが腕を振るいました。また、毎週土曜日は「おかげさまデー」として寄付してもらった食材で料理を作っています。調理に関しては調理師免許を持つ調理部長が統括し、安心安全な料理を提供できるように努めています。国籍、大人、子ども問わず、みんなが笑顔になれるような料理や空間を作っていきたいと思います。

松山さかのうえ日本語学校(外部リンク)

他の松山市内の子ども食堂について、松山市ホームページで紹介しています。

子ども食堂(外部リンク[松山市ホームページ])

このページの一番上へ