- HOME
- カンガエルーレポート
- かるがも親子クラブ
カンガエルーレポート
かるがも親子クラブ
2023年2月16日木曜日、松山市畑寺児童館で子育て支援活動「かるがも親子クラブ」が行われました。畑寺児童館の子育て支援活動は、第1期から第3期まで年間を通して実施されており、お子さんだけでなく、保護者同士の交流の場として子育てについての情報交換をしたり、外遊びや製作などをしたりして楽しんでいます。第3期は1月から3月までの毎週木曜日(全8回)に開かれています。今回は8組の親子が参加し、みんなで「おかいものごっこ」を楽しみました。
おかいものごっこを親子で楽しもう!
開始時間が近づくと、かわいいマイバッグを持った親子が入ってきました。お店屋さんは、コンビニ、八百屋&アクセサリーショップ、釣り堀、レストランの4店舗。お店屋さんとお客さんは、前半と後半で参加者同士が交代しながら担当します。まずはくじ引きで、どのお店屋さんをするか、どちらが最初にお店屋さん、お客さんになるかを決めました。
お店の準備は、みんなで協力して行います。お母さんに手伝ってもらいながら、看板を貼ったり、テーブルクロスを敷いたり、商品や料理を並べたりしました。本物のケースや容器もあり、リアリティあふれる商品ばかりです。お店屋さんはおつりの準備と新聞紙で作ったエプロンをして、お客さんを待ちます。お客さんは買い物かごやマイバッグ、お財布を持ったら準備完了です。
いよいよお店屋さんオープン!
コンビニから「いらっしゃいませ」とお客さんを呼び込む声が聞こえてきました。おにぎり、サンドイッチ、ピザ、チョコレートなどおいしそうな食べ物がたくさん並んでいます。ガチャガチャコーナーも人気です。
八百屋では本物と形がそっくりの野菜や果物が並んでいました。アクセサリーショップでは、色とりどりの宝石がついた指輪を専用ケースと紙袋に入れて渡していました。ケースをめずらしそうに開け閉めして楽しむ子どもの姿も見られました。
釣り堀では、いろいろな種類の魚を磁石がついた釣り竿で釣って遊びます。魚の名前を言いながら、上手に釣り上げて楽しんでいました。
レストランには、たこやき、スパゲッティ、おすし、プリンなど子どもたちの大好きな食べ物が用意されていました。色のついたテープをジュースに見立てたジュースコーナーも大人気でした。
「ありがとうございました」と言いながらお金と商品を交換したり、買い物かごを友達と見せ合ったり、注文した料理をおいしそうに食べるマネをするなど、子どももお母さんもお店屋さんやお客さんになりきって、笑顔いっぱいに楽しんでいました。
参加者インタビュー
- 保育園に通ってなく、同じ年のお友達と遊ぶ機会が少なかったので、かるがも親子クラブに参加して楽しく遊べてよかったです。
- 同い年のお友達と毎週会えるので、意識して遊べるようになってきています。毎回、違うテーマで楽しい活動をしてくれるのでとてもいい経験になります。本人もいつも笑顔で楽しそうに参加しています。
- 毎回、同年代のお友達とふれ合えるので楽しいです。おままごとが好きなので、お金を支払う、買い物をするということを家族以外の人とすることができて貴重な体験でした。ありがとうございました。
- おかいものごっこは、お家でも大好きな遊びで、とても楽しんでいました。兄弟ではなく、同い年のお友達と接することで、いろいろな刺激を受けて成長につながっていると感じます。お母さん方とのかかわりもとても楽しいです。
- とても準備されていて楽しかったです。1歳2歳の子は、お話をするなどのコミュニケーションは難しいですが、ふとした表情でとても楽しんでいることが伝わってきてうれしかったです。かるがも親子クラブは、時間いっぱい1歳2歳児が楽しいと思うことをいつもしてくださるので、親子でとても楽しみな時間です。できれば、弟にも経験させたいです。
- 普段、家で親子だけのやりとりをしている遊びを他の子たちとする機会はとても貴重な経験です。家では見られない表情や恥ずかしがったりする様子を知れてよかったです。
- 毎回、いろいろなテーマでいろいろなことが体験できるので、親の私がいつも楽しみに参加しています。同じメンバーで毎週会うことができるので、子どもも同じ年齢の子と遊ぶことができて、とてもよい経験になっています。
- おかいものごっこに参加するのは2回目ですが、1回目の時よりお店屋さんで自分が何をするのか考えながら動いていて、時間いっぱい楽しんでいました。特に、自分でジュースを入れるのがとてもおもしろかったみたいです。
主催者から
松山市畑寺児童館
児童厚生員
森田 洋喜さん
かるがも親子クラブは、子育て支援活動を目的とした、1歳児から2歳児の未就園児の幼児さん親子を対象にしたクラブ活動です。年間3期あり、各期とも10組という定員を設けて活動しています。毎回、抽選になるほど人気があり、同年代のお子さんを持つ保護者の皆さんの情報交換の場として、また子どもたち同士も一緒に楽しんで遊んでいます。
活動は、自宅ではできないようなダイナミックな遊びや季節の行事、幼稚園や保育園に入園する前のプレ保育のような内容を取り入れて行っています。
新型コロナウイルス感染症が落ち着きはじめ、児童館の利用者も戻りつつあり、うれしく思っています。また来年度からは、こども家庭庁も設置されます。今後も子どもさんやお母さんたちの思いをお聞きしながら、ニーズに合ったものを考えていきたいと思います。